■Web小説カップルに30の質問-優人×美咲編-■
優人と美咲が答えます。回答してるのは本編終了時点です。
1 お二人のお名前と小説の題名、カテゴリをどうぞ。
優「日向優人。小説は【ヒマワリ】で、カテゴリはラブコメらしいです」
美「日向美咲です。旧姓は川嶋です」
2 お二人の知り合った経緯、元々の関係は?
優「えっと。俺が美咲を見かけて話かけたのが始まりかな……」
美「ホント、あの時は頭おかしいんだと思ってた」
優「え? そうなの?」
美「だって見知らぬ人に『モデルやりませんか?』なんて言われたら不信感しか抱かないわよ」
優人、苦笑。
優「でも結局モデルしてくれたじゃん」
美「そりゃあんだけしつこく言われたら……」(溜息
優「えへ☆」
美「全然かわいくないから」
優「しょんぼり」
3 お二人の年の差、身長の差はどのくらいですか?
美「歳は同い年」
優「身長差はどれくらいなんだろ?」
美「あたしは171センチ」
優「俺は177だから6センチしか差がないのか……」
美「何ショック受けてんのよ」
優「だってヒール履いたら変わらない……」
美「モデルなんだからしょうがないでしょ」
4 それぞれ第一印象を教えてください。
美「バカと言うか変人だと思った」
優「美咲ちゃーん。いくら俺でも傷つくよ?」
美「だってホントのことだもん」
優「俺はかっこいいって思った」
美「何で?」
優「あの雑踏の中で、一人だけピンと背筋伸ばして歩いてたんだもん。あんな堂々としてる姿見たら、かっこいって思うよ」
美「あの頃は誰も信用してなかったからね。下向いてちゃいけないって思ってたから」
優「確かに目つきは鋭かったよなぁ……」(しみじみ
美「優人のことも全く信用してなかったしね」
5 告白したのはどちらですか? どんなセリフでしたか?
優「俺からだね」
美「台詞覚えてる?」
優「『美咲ちゃんのこと好きになったみたい』だったかな」
美「一応覚えてるんだ」
優「だけど普通に流されたけどねっ!」
美「だって冗談だと思ったんだもん。と言うかまだモデルをやらそうと思ってるのかと思ったし」
優「まぁそれも半分あったんだけど……」
美「あ、認めた」
優「生まれて初めての告白スルーされたのは堪えたなぁ……」
美「あら?あたしに出会う前に付き合ってた人いたんじゃなかったっけ?」
優「それは向こうからだから……」
美「はいはい。おモテになるものねー」
優「美咲ちゃん? 言い方にトゲがあるんですけど……」
美咲、プイッとそっぽを向く。
優「あ、嫉妬かー」
美「調子乗るんじゃないよ?」
優「……は、はひ……」
6 それを言った時のお気持ち、聞いた時のお気持ちは?
美「さっきも言ったけど、冗談だと思った」
優「何で?」
美「何でって……。人を信用してなかったから……」
優「そっか。俺は結構無意識に言ってたんだよねぇ」
美「無意識に告白したの?」
優「気づいたら口をついて出てたって言うか……。だから言った後に『あ、言っちゃった』って思った」
美「何か優人らしい」
7 ぶっちゃけ、他に一番好きな人がいたりしませんか?
優「いるわけない」
美「そんな即答する方が怪しいんですけど」
優「ええ?美咲はどうなんだよ?」
美「…………」
優「何か言ってよ!」(めっちゃ焦ってる
美「(笑いながら)いないわよ」
優「信じていいんだな?」
美「あら?疑うの?」
優「……信じる」
8 彼、彼女の性格で好きなところはどこですか?
優「全部」
美「何でそんな恥ずかしげもなく言うかな……」
優「だって本当のことだもん」
美「まぁあたしはそういう素直でまっすぐなとこが好きかな」
優人、照れる。
9 彼、彼女の性格で嫌いなところはどこですか?
優「ない!」
美「え? 何かあるでしょ」
優「言ったじゃん。全部好きだって」
美「……だから何でそういう台詞を恥ずかしげもなく言うかな……」
10 彼、彼女の外見(仕草や癖を含め)で好き嫌いはありますか?
優「目が好き」
美「そうなの?」
優「初めて会ったときも目に惹かれたんだもん」
美「そうなんだ」
優「美咲は?」(ワクワク
美「…………」
優「何か言ってよ!」
美「そういう素直な反応は嫌いじゃないよ」
照れる優人。
美「そこ、照れるとこ?」
11 お互いの理想には近いですか、遠いですか?
優「もちろん! 近いと言うか理想そのもの!」
美「恥ずかしいこと言わないで」
優「何で? 本当のことだもん」
美咲、頭を抱える。
優「で? 美咲は?」
美「言って欲しいの?」
優「うんうん!」
美「なら言うけど、理想から随分遠いわ」
優「ええ?! マジで? 何かの間違いじゃない?」
美「だから言っていいか聞いたのに。理想は優人とは正反対よ」
優人、ショックで落ち込む。
美「ほら、次の質問行くよ」
12 お付き合いはどのくらい続いていますか?
優「8年!」
美「覚えてるんだ?」
優「もちろん!」
美「出逢ったのは?」
優「もうすぐ10年」
美「もうそんななるのか」
優「……美咲サン? もしかして覚えてない?」
美「♪〜」
優「口笛で誤魔化さない!」
13 初デートはどこでしたか? どうでした?
優「公園デート!」
美「え? あれデート?」
優「え? 違うの?」
美「……いや、ごめん。デートでした」
優「妙に素直なのが気になるんですけど」
14 初キスはどこでですか? どうでした?
優「えー。恥ずかしくて言えない」
美「ねぇ。それ普通、女の子の台詞」
優「やっぱそういうのは内緒にしたいじゃん!」
美「あれは確か……」
優「わーん! 言うなー!」
美「つくづくあたしたちって性別が反対よね」
15 ぶっちゃけどこまで行ってますか?
優「結婚しました!」
美「プロポーズしてくれたとき唯一男らしいと思った」
優「唯一って!」
美「あら? 他に男らしいことあったっけ?」
優「いっぱいあるでしょ?」
美「…………」
優「……何その疑惑いっぱいの目……」
16 一番心に残っているプレゼントは何ですか?
美「やっぱり結婚指輪かなぁ」
優「えへへ」
美「優人は?」
優「誕生日に作ってくれたケーキかな」
美「……何でよりによって……」
優「確かに失敗してスポンジ膨らんでなかったし」
美「わー!」
優「パサパサしてたけど」
美「バラすな!」
優「美咲が一生懸命作ってくれたものだから、嬉しかったよ」
美咲、照れる。
17 恋愛と結婚は同じ線の上にありますか?
美「どうなんだろ」
優「俺の場合、あると思う」
美「まぁあたしも結果的にはあったけど……。相手によるんだろうね」
優「それは俺でよかったってこと?」
美「結果的にね」
優「……何か言い方に含みがあるんですけど……」
18 お二人の結婚はいつ頃がベストだと思いますか?
美「あの時、『結婚しよう』って言ってくれなかったら、別れてたかもね」
優「そうなの!?」
美「あの日も別れを切り出されるのかと思ってたし」
優「そんなことあるわけ……」
美「仕事人間だった癖に」
優「うっ……。じゃあ、あの時決断して正解?」
美「そうなるわね」
19 子供は男女何人欲しいですか?
優「葵んとこみたく、一姫二太郎みたいなのがいい!」
美「それ意味違う……」
優「ええ? 女の子1人と男の子2人じゃないの?」
美「最初が育てやすい女の子で、次が男の子がいいっていう意味だよ」
優「知らなかった……」
美「……高卒だよね?」
優「うん……一応……」
美「中卒のあたしでも知ってるんですけど……」
優「……うぅ」
20 お互いのプライベートは守られていますか?
美「お互い忙しいって言うか、優人がほぼ海外だし」
優「まぁ守られてるのかなぁ……」←ちょっと寂しそう
美「携帯とかチェックされたい?」
優「いや、何もそこまでは……」
美「否定すると怪しいよ」
ズイっと美咲に携帯を渡す優人。
美「何?」
優「いいよ? チェックしても」
美「……めんどくさい」
優「えー……。美咲サン、少しは嫉妬とかしてくれないの?」
美「だって優人はあたし一筋なんでしょ?」
その言葉にパァと明るくなる優人。
美「優人、本当にあたしと同い年?」
21 どんな喧嘩をしますか? 喧嘩をしたらどうしますか?
優「喧嘩かぁ」
美「優人が本気で怒ったとこって見たことないかも」
優「そう?」
美「いつもプンプン言うのは本気じゃないでしょ?」
優「まぁねぇ」
美「本気で怒ったらどうなるの?」
優「そうだなぁ。プッツン行くと、怒鳴るより沈黙してしまうかも」
美「あ、怒らせると怖いタイプか……」
優「えへ☆」
22 彼、彼女はモテますか?
美「愛想いいからモテるんじゃない?」
優「それ、褒めてる?」
美「褒めてる褒めてる」(棒読み
優「……美咲のがモテるじゃん!」
美「ファンはある程度いるだろうけど……」
優「結婚した当初、結構『死ね!』みたいな手紙もらったんだから……」(メソメソ
美「え? そうなの? 初めて聞いたけど……」
優「美咲がショック受けると思って黙ってたもん……」
美「今カミングアウトしたら意味ないじゃん」
優「ハッ!」
美「気づいてなかったんだ……」
23 どこからが浮気だと思いますか?
優「2人きりで会うとか?」
美「あたしはキスしたらかな」
優「2人きりで食事行くのとかは?」
美「オッケー。でも2人きりで行く理由ちゃんと言ってくれたらね」
優「理由があればいいんだ」
美「理由ない方がおかしくない?」
優「まぁそうか……」
24 浮気をされたらどうしますか?
優「怒る」
美「本気で?」
優「もちろん」
美「具体的な行動は?」
優「相手の男殴る」
美「あたしは?」
優「……殴……れない」
美咲、笑う。
優「美咲は?」
美「発覚してから1日経って落ち着いてから話し合い」
優「そんな冷静なんだ……」
25 別れを考えたことはありますか?
優「ないよ」
美「本当に?」
優「うん。一回もない。美咲は?」
美「ある」
優「ええ!?」
美「さっき言ったじゃん。結婚する前だよ」
26 死に別れてしまったらどうしますか?
美「えー。考えられない」
優「俺も。でもきっと仕事できなくなるくらい落ち込むだろうな」
美「仕事人間なのに?」
優「それ、引っ張らないで……」
27 生まれ変わっても一緒になりたいですか?
優「もちろん!」
美「え? そうなの?」
優「え? 美咲は嫌?」
美「嫌って訳じゃ……」
優「言いたいことあるなら言っていいよ?」
美「来世はもうちょっと器用に生きれたらいいなと」
優「……? 不器用に生きてるの?」
美「まぁかなり」
優「でも俺はそんな美咲が好きだよ」
美「そういうことを照れもせずにサラッと言うな!」
28 何か一つ思い出を語ってください。
美「思い出かぁ。やっぱあれかな」
優「あれって?」
美「初めて声かけられた日」
優「あの時のことは今でも良く覚えてるよ」
美「あたしも」
優「雑踏の中で1人だけ胸張って、全てを睨み付けながら歩いてたから、すごいインパクトあった」
美「普通そんな人に声かけないから」
優「え? そう?」
美「だから何だこいつ?って思った」
優「あはっ。目で言ってた」
美「分かってるくせにあんだけしつこいのも見上げた根性だと思うよ」
優「褒めてんの? それ」
美「褒めてる褒めてる」
優「すごい棒読みなんですけど」
29 お互いに、愛をささやいてください。
優「美咲、愛してるよ」
美「何でそういうことを照れもせずに言えるの?」
優「俺は思ったことを素直に言うだけだよ?」
美「いくら海外生活長いからって、素直すぎ!」
優「美咲もどうぞ」
美「……言うわけない」
優「ええ?! 何で?」
美「あたしがそんな素直な人間だと思う?」
優「……えっと……」
美「思ったこと言うんでしょ?」
優「……ごめん。思えない」
美「でしょ?」
30 最後まで読んでくださった方にひとことどうぞ。
優「長いのにありがとうございました」
美「本編ではあたしたちあまり出てこなかったから、こういう機会があって良かったかも」
優「そだねぇ。所詮脇役だからね……」
美「続編では、まだ出てないしね……」
優「残念ながら今のところ出る予定がないみたいだよ……」
美「……結局は脇役だもんね……」
優「こうなったら番外編に期待しようねっ」
美「望み薄いけどね……」
優「……そういうこと言わない!」
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